なんのために稼ぐのか?

水商売時代、私は稼ぐことに執着していました。
とにかく稼ぐ!と、稼ぐことにとても貪欲でした。

「稼ぐ」となると、自分だけが良い生活をしたいみたいになってしまってね、その頃の思いは恥ずかしい話だなと思っていました。

でも、ここのところ、以前のしがらみや出来事を振り返るにあたり、なぜそうだったのか?ということを考えてました。

ほとんど給料をもらえなかった20代を過ごしました。

21歳の頃、母親がやっている喫茶店兼スナックで、朝9時から夜1時まで働いていました。
その頃の給料は5万円。時々、10万円(笑)
理由は「支払いが厳しいから」でした。

その後、母の店を辞め、昼間の会社に就職し、その後再び水商売の世界に戻りました。
今度はスナックではなく、クラブ形式のラウンジ。

そこでは3年間タダ働きしてました。
その理由も「支払いが厳しいから」でした。

この話をすると、周りからは「バカだね」とか「人の良いことしててなんの得があるの?」とか、いろんなことを言われました。当時の彼氏たちも「信じられん!」って。

でも、辞めようとは思わず、むしろ、誰よりも稼ぐことを頑張ってたと思います。
稼いで儲けること。

そうすれば、自分の取り分が発生するし、なにより、大好きなボスが喜んでくれる、そう思っていたんです。好きだからこそ、頑張れた。

でも、そんな報いのない頑張り生活が続けば、いつしか疑問も出てきます。
気づくのが遅いけど(笑)
その頑張りは、一方通行の独りよがりでした。

そこで、心機一転、独立しようって決めたんです。

みんなで稼いで、儲ける場所を作ろうって。店に携わった人間それぞれに見合った、正当に配分できるシステムにしようって。店の稼ぎはみんなのもの、そういう場所を作りたかったんです。

そして、儲けが多ければ多いほど、それぞれが良い生活ができるから、そのために頑張って稼げるよういていくこと。(当時は、良い生活が幸せだと思っていたので)
それが私の目標であり、稼ぐ目的でした。

稼ぐ自信がなくなってしまった30代

独立後はそこそこ順調でした。
良いことばかりではなかったし、想いばかり空回りしてたくさん失敗もしましたけど、自分なりの理想に近い状態は保てていました。

でも、35歳のとき、癌を患って、手術して、酒が飲めなくなって…今までのやり方で稼げなくなってしまったんです。
そこから、どうしていいのかわからない日々が続きました。

今までできたことができないというのは、自信をなくしますし、何をどう切り替えていいのかもサッパリわからなくなってしまうんですよね。何をしても上手くいかない。そんな日々が続きました。

そして、エクスマに出会って、商売とは何ぞや?ということから勉強し直したけど、体力がついていかなくなって店を閉めました。

いまは、SNSの使い方とともに、売り方を考え直すお手伝いをする仕事をしています。
やっぱり商売の世界からは離れたくないんです、私。

商売を考えるにあたり、切っても切り離せないのが稼いで儲けること。
稼いた結果、どうなりたいか?
そういうことも考えていくから、その商売の方針が決まってきます。方針が決まらないと、何をしていいのかがわからない、そういうものですよね。

なんのために稼いで儲けるのか?
売ることばかりに目を向けるのではなく、その結果どうなりたいか?という、自身の根底にあるところに目を向けることも必要だなと思います。