一番初めにお客さんに喜ばれた出来事を覚えていますか?

先日、お客さんの発信ミーティングで「お客様に喜ばれたエピソード」という内容でメンバーの方に発表してもらいました。お客様に喜ばれるということには、その仕事ならではのことがあったり、その喜んでくれた背景にはどんな努力をしたのか、何を考えてたのかという、今の仕事につながるヒントがあるんですよね。その経緯を思い出してもらうことで、今後のお客様への提案も考えてほしいなと思ってのことでした。
メンバーの方の発表を聞いて、私のエピソードも載せておきたいな〜と思って、今日のブログにしますね。

その仕事を始めて、一番初めにお客さんに喜ばれた出来事を覚えていますか?

私は社会人になって今年で30年目になります。思えば、人生の半分以上を社会人として暮らしているって事になりますね。仕事を始めたときはまだ未成年でしたし、仕事に対する考え方や姿勢なんて全くできていないし、いま思うといわゆる暇つぶしの延長でいたんだと思います。

仕事を始めて、何軒も店を転々としながらいたんですが、ある店のママが「そんなに転々としていたらロクな人間にならないから、ウチにおいで!」って言ってくれたんです。それがきっかけで、その店には4年ほどいることになりました。

私は仕事人間というより、お店人間タイプでした。お店のために、そこのオーナーが喜ぶことをする。なぜなら、そのオーナーが私を望んでくれたから。そういう考えでずっと仕事をしちゃっていました。

あるときから事情があって、一人で店を廻さないきゃいけない状態になって、買い出し、仕込み、掃除、開店準備をして、店に来るお客さんの対応をしてたんですけど、月に2〜3回早い時間に来るお客さんがいたんですよね。オープンして直ぐに来る感じで。だから、気持ちが少し焦っていたり、準備が間に合わなかったりとバタバタしちゃうんです。そのお客さんに「いつもばたついていてすみません。」って言ったら、「いいんだよ。オレはそれが見たいんだから(笑)」って。
「仕事終わりにのんびり酒を呑むのもいいけど、こうやって一生懸命やっているところを見ると元気を分けてもらえるんだよね。だから、またオレも頑張らなきゃなって思えるからさ、美香ちゃんのペースでいいよ」って言ってもらえたんです。

そのとき、単に酒呑んで、バカになりたくて来てるわけじゃないんだな、ってことに気づいたんですよね。

元気になりたい。
そっか。お客さんはそういう気持ちがあるから来てくれるんだ。

それからは、そのお客さんが元気になるようなことを考えるようになりました。
そして、そのお客さんだけではなくて、他のお客さんも何かしら望んでいることがあるんだろうなって、そこを見るようにしたんです。

「いつも楽しませてくれてありがとう」

そういう言葉が聞けるようになって、その言葉を聞くと自分もまた頑張ろう!って思うようになったんです。お客さんからの「ありがとう」が私の元気のもとになりました。

「ありがとう」の循環がとても嬉しくて。
当時は単純にそう感じていただけでしたけど、いま思うとそれがあったから、仕事の意味とかやりがいとかを知りたいと思うようになったんだと思います。歳を重ね、時代が変わった今は、それに深みや重みをもたせたものにしていきたいなと思うのです。

長く仕事をつづけていると「何のために仕事をしているんだろう?」とか「お客さんのお役立ちが分からない」といったことが出てくると思います。そんなときは「一番最初にお客さんが喜んでくれたこと」を思い出すといいかなと。そこにはいろんな想いが詰まってますしね。自分の仕事の原点が見えてくると思いますよ。