意見を持たないのではなく、見解を出す場を探している。

「人に話すことで、自分の考えがまとまる」
「何気ない会話で気づくことがある」
商売をされている方で割りとこういうタイプの方が多いです。

会話というのはいろんな種類があるんですけど、こういうことを意識しながら会話するだけで脳みその活性化ってできます。

あるお客さんが「もう少し社員にリフレッシュしてほしくて、有給を増やしたことで社員に感謝されたものの、いざ休む人が少ないんだよね。」って言ってたんですけど、制度をつくっても、それを実行する人がいないと、その制度って使えないものになってしまうんですよね。
そうやって否定めいた意見を言うのはカンタンなんですけど、でもせっかくの制度だから活かすことを考えたいじゃないですか。だから、有給を取りやすくするためにはどうすればいいかって考えながら、会話を進めます。

目的もなく休みは取りづらいだろうから、旅行したくなるように今までいって良かった旅行地の紹介をするとか、休むということに引け目を感じてしまうのは一人で行動しようとするからかもしれないので、二人づつの申請にするとか。

絶対にこうしなきゃいけないではなく、いろんな想定ごとを話してみる。

こういう話って、意外と社内ではしにくいらしいんです。社長であっても。
フザケている、真面目に考えてくれない、とマイナス発想になっちゃうんですって。

でも、そういうことをどこかで話さないと、アイディアって出ないですよね。

またあるお客さんは、なんの意図もない内容でも、こちらで話題を振るとずっと話しています。それも嬉しそうに。

その様子をみていると、「人は話したい動物なんだな」ってことを実感します。

「話したい=コミュニケーションしたい」そういうことです。

よく自分の意見を持たない人が多くなったというけれど、持たないんじゃなくて、言う場が見つからないだけっていうのもあるんじゃないかな。自分の考えを話したいけど、その場が見つからない人が案外多いっていうだけで、それをスンナリ聞いてもらえる場がほしいんだなって。

私はもともと知りたがりな性格なので、その人が何に興味があって、何を楽しみにしているのかを聞くのがとても楽しいんです。それを聞いて、覚えて、自分の行動のきっかけにしていることが多いんです。聞きかじったことを行動の目安にしてます。ステーキはあそこが美味しいと聞けば行こうかなと思ったりね。
人の話を聞くって、ホント面白いんです。

人の考えや行動って、数字とかでは図りきれないもので、そもそも、なんでそうなったのか?っていう道筋は実際に触れてみないとわからないことが多いんです。

でも、意見をいうというスタンスだと、なかなか本音が言いづらいんですけど、意見につながる見解は結構言いたい人が多いんです。

なので、意見を参考にするというより、見解を参考にするという話の聞き方なら、商売のアイディアが広がりやすいんじゃないかな。

いろんな人の話を聞きながら、そんなことを思います。